とうとうCABRIOLETにもEV車が出現!
環境にやさしい車をコンセプトに事業を展開する古川さん。EV車製作にあたり、迷わず選んだベース車は小さい頃にあこがれたCITYでした。その外観からは、テールゲートに控えめに貼られた「ELECTRIC」ワッペン位しかその仕様をうかがい知る事は出来ない。更によく見ると、排気管も当然ながら無い。
エンジンルームに4つ、ラゲッジルームに4つ搭載された電池によって主動力のモーターを駆動する。なお、モーターには本来の変速機が特製アジャスターを介して取り付けられている為、ドライブシャフト等もオリジナルのままだ。
車内でのノーマル車との違いは、電圧計・電動ヒーターのスイッチ・真空ポンプの動作ランプ程度しか無い。電動ヒーターは車検対策によりデフロスターとして作動する。
イグニッションをONにしても、その動作を確認出来るのはパイロットランプの点灯だけ。前進1速、後進1速のシフトポジションを確認した後、アクセルを踏むとわずかなモーター音だけをさせながら発進する。その様はまるで電車だ。
シフトチェンジを必要としない走行中、自車が静かなおかげで車外の音がとても良く聞こえる。交通量の多い幹線道路に出た時などは、周囲の走行音がうるさく感じる程。そして信号などで停止しアクセルを離すと、慣性力は働かず、ピタリとその場に停止する。また、ブレーキの倍力装置は、新設された真空ポンプから負圧を得て動作する為、その踏み心地は普通のCABRIOLETとほとんど変わりない。
充電は、リヤのナンバープレートを跳ね上げた場所にコンセントがあり、家庭用電源が使用出来る。製作者・古川さんのこだわりの場所だ。
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