それは、CITY仲間の黒ブルドッカー忍NINくんからの、1本の電話から全てが始まった・・・。
「6輪ブルの居場所が判明したでー!」
長い間、その存在をずっと捜索していた謎の6輪CITY。噂を聞いては確認し、噂を聞いては確認し、の作業でも噂の域を出ない情報ばかり。もはや逢う事は出来ないのか・・・と半ば諦めていた矢先!忍NINくんがとある車屋で地方雑誌をペラペラめくっていると、そこには「6輪ブルドッグ復活計画」の見出しが!
そして翌日、早速雑誌に掲載されていた場所に突撃取材!そこには・・・(!)居ました。夢にまで見たアノ6輪の車体が。唖然とする我々をしり目に、管理されているそのショップのヒトは気さくにその生い立ちを語ってくれました。そして何と以前、長田さんにより発見された、あのピックアップCITYと同じカスタムショップが製作した事が判明。うーん、シンクロニCITY ・・・。更に以前、いーぢまさんから頂いた唯一の手掛り、当時の雑誌の切り抜き、まさにその車体であった。
奥がノーマルブルドッグ。この比較だけでもその異常な車体を分かって頂けるでしょう。
Cピラーを処理して、その後部をストレッチしています。そしてボリューム感のある黄色に再塗装された結果、更に一際デカく見えるが、CITY固有の黒い樹脂部品がソレを引き締めている。
ピックアップCITYの手法と同様、荷台部分はFRPにて造型。ハッチゲートは強度を確保する為一体成形とされ、開閉は出来ない。
タイヤハウスやリアサスの取付部は、ノーマルの車体から切り出した模様。
内装色でも分かる様に、ベースは前期型TURBO IIである。現在は劣化した部品が外されて交換作業中だ。
製作当時は、CITY PROの様な背面が切り立った後部座席を装着していたとの事だが、この先このスペースにはスピーカーシステムを組み込む予定だとか。そして後部座席横のガラスは開閉可能。
リアガラスは純正部品の流用。しかもCITY特有の後ろがわずかに反り返った屋根もみごとに再現されている。
現在この6輪BULLDOGは補修作業に入っており、2002年初頭には復活計画が完了するとか。
ようやく6輪BULLDOGと対峙し、恍惚とした表情を浮かべる黒ブルドッカー忍NINくんであった。