CITY乗りの間では、伝説として語り継がれてる(?)ルノーサンクターボレプリカ。販売された内の多くは海外に流れ、現在国内ではまず見る事が出来ません。服部さんは最初本物のサンクターボIIに憧れていました。しかし当時ですら少ない輸入量、そして高価格。とても手が出るものではありませんでした。
ちょうどその頃、国内のとあるメーカーがショーモデルとしてサンクターボレプリカを製作し、そのパーツはごく小数生産され、国産車に移植されたのですが、その中、TURBO IIが、オリジナル同様ターボチャージャーを搭載しており、その時服部さんは素材車としてCITYを選びました。
しかし、実際のサンクと較べボンネット長の短いCITY。異型ヘッドライトも流行りだしたばかり。服部さんの描くイメージとは遠いものでもありました。そこで、レプリカ生産メーカーに直接掛け合い入手後、試行錯誤がはじまりました。そんな孤高な服部さんのサンクターボレプリカ。貴重なものです。
ベースは後期型 TURBO IIで、フェンダー及びボンネットはFRP製。ヘッドライトはルノー純正を苦労して取り付けられ、さらに純正エンブレムが輝いてます。さらに御本家サンク・ターボII同様、FRP製のヒサシをセットアップ。フロントウインカーは国産車用部品を流用。
リヤスポイラーはヒサシとのアッセンブリー。トランクには服部さん直筆の「ルノー」ロゴが!
リヤフェンダーのインテークはダミーなのですが、ラインテープで細かくメッシュを書くこだわり様。
無国籍車の匂いプンプンのサンクブルですが、フロントエンブレムがルノーでリヤエンブレムがホンダってところが泣かせます。
そして服部さんは、その想いを屋号にまで反映してしまいました。