homeworkshop ⟩ オイルフィルターの流用


report: 山口タコス ⟩ 2005/09/11

最近、ホームセンターやカーショップでのオイルフィルターの入手が難しくなってきている。そこで、唯一流用可能と考えられる(かつて魚塚さんが実施)マツダMPV(以下MPV)のV6エンジン用のフィルターを検証・流用装着してみる。


01まずはシティ用のオイルフィルター。ネジはM22のピッチ1.5である。これが合わなければ話にならない。あとはOリング(パッキン)の径が合えば流用可能と判断できる。

しかし、このネジを使っている車種が非常に少なく、20年程前のホンダ車とMPVだけである。ちなみにシティ用のOリング直径は約58mmである。


02画像は取り付け面側から見て比較した物。

MPV用がかなり大きい。少し不安になってくる。


03横から見た状態での比較。これまたMPVの方がひと回り大きい。かなり不安になるが、取り付けスペース的には問題ない。

ご存知の方は結構なシティ通だと思うが、一昔前の純正品は今の物よりひと回り大きかった。容量がUPし効率が上がる、と思い込むことにする。(厳密には油圧が下がる可能性がある?)


04MPV用のOリング径であるが、直径で約68mmと約10mm大きい。つまり半径で5mm外に出る事になる。エンジンブロック側とあわせてみると、とりあえず座面からぎりぎりはみ出さないのでOKと判断した。


取り付け後5000kmほど使用したが、とりあえずOIL漏れ等不具合は発生せず、流用可と判断しました。でも、純正が手に入る内は純正を利用する方が懸命だと思います。実施される場合は自己責任でお願いします。

なお、このM22のピッチ1.5のネジはエンジンブロックにスタッド状に組み付いているので、これをM20のピッチ1.5に変換する物を作れば、最近のホンダ車用のフィルターがそのまま使えるように出来ると思います。

私も、純正が入手不能になったらこの改造を行うつもりです。そのまえに誰かが作ってくれればなぁ・・・。


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