homeworkshop ⟩ アナログ時計・洗浄と塗装


report: koizumiya ⟩ 2008/01/12 - 2011/03/02
再掲載 ⟩ 2024/11/04

シティのオプション装備の室内時計。先日アナログ時計を入手したところ、針が日に焼けて色あせていたので塗り直してみました。(譲って頂いたSHINOVYさん感謝)

時計の機能が壊れている場合の修理はやや面倒ですが、清掃程度であれば簡単ですので、色あせが気になる方は参考にしてください。


01まずは正面の時間合わせツマミを外します。ツマミの中心にマイナスネジがありますので、これをゆるめて引き抜きます。


02前面カバーを外します。左右の爪でロックしていますので、爪を押しながら正面に引き抜きます。


03前面カバーと一緒に内部の金属製のカバーも外れますので、落とさないよう注意します。


04時計の針を外します。

針を外すには『剣抜き』という専用工具もありますが、剣抜きがなくても、ペンチや爪切りを改造して代わりにすることができます。しかし、針の上部を直接握ると傷がついてしまいますので、必ず写真の赤矢印の部分をつかむ様にして外します。なお、剣抜きは高い物ではありませんので、購入した方が楽かも知れません。


05文字盤を外します。

文字盤は両面テープで止められていますので、サイドからプラスチックのピンセット等を差し込んで外します。


06外したパーツを掃除します。

前面カバーは透明アクリルと本体に分解して、中性洗剤で水洗いします。文字盤はブロアーなどで埃をとばし、固く絞ったぞうきん等で軽く拭きます。


07内部の金属カバーには遮光用のモルトプレーンが張られてましたが、経年変化でぼろぼろになっていたため張り替えます。古いモルトをカッターナイフ等で削り取ります。


08新しいモルトを貼り付けます。モルトがない場合は黒のフェルトでも代用可能です。


09時計の針を塗装します。今回は100円ショップで売っていた缶スプレーを使用してみましたが、暖めても噴霧の粒が大きいので薄く塗るのが困難でした。また針の先端部分にのみ、夜光塗料をスプレーしました。


10掃除が済んだパーツを逆の手順で組み立てたら完了です。


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