旧BBSの続きですが、こちらにスレ立てます:)。
じつは、わたしは今まで新車も含めて知り合いや友人を通じてでしか自動車を買ったことが無いのですが、FC3Sに乗っていた時にいろいろ経験したことを書いてみます。
このFCは友人の紹介でオートオークションを通じて洗車屋さんでクルマを買ったのですが、暫くして「スロットルポジションセンサー」と云う部品が壊れ、アクセルを3cm程踏むと、ガタガタブルブル((((゚Д゚;))))ガタガタブルブルとなるのでした。当初は原因も判らず、アフターメンテのお店を探す事になりました。
最初は知り合いの行きつけのチューニング屋さんにお願いしたのですが、1ヶ月程預けて帰ってきてみると、エンジンの調子は良くなったのですが、肝心の現象は治っていませんでした。
預ける前から「修理内容はお任せしますが、治したり交換した物は必ず明細を下さい」とお願いして居たのですが、明細は「待ってくれ」と云う事でとりあえず代金21万円を払いました。
それから何度か明細を貰いに行ったのですが、「もうちょっと待ってくれ」の繰り返しで結局1年ぐらい粘っても出ませんでした。
実際にはそこで修理したのではなく、そこの知り合いのマツダディーラーに治してもらったそうです。
治ってないので仕方なく、「どうせディーラーに出したのなら他のディーラー探すか」と、近所のアンフィニ店に持って行きました。FC3Sはロータリーエンジンなので、ディーラーを探すことにしたのです。
すると受け付けてくれた営業マンの方が、15年程ロータリーの整備士をしていた人で、わたしのクルマが限定車だったこともあって、とても気に入ってくださり、親切に対応してくれました。
センサーの調整で工賃3,500円掛かったのですが、見事に調子が戻りました・・・3日間だけ(笑)。
再びお店に行き、事情を話してもう一度調整をすることになったのですが、その際に「作業を見せてもらえませんか」とお願いしました。
整備士の方も快く引き受けてくださり、調整するところをクルマの正面から見ていたのですが、調整後、何度かスロットルが動くと再び狂い出すのが判りました。
そのことを整備士の人に云うと、「じゃぁセンサー自体が壊れてる可能性がありますね」と云う事で、センサーのチェック用ハーネスとセンサーを注文することになりました。センサーが1,800円でチェック用ハーネスが1,200円でした。
点検工賃を払って帰ろうとすると整備士さんが「お客様が原因を見つけられたので工賃は頂きません」と云う事で無料になりました。実際には1時間ちょっと作業してもらったにも関わらず。
その後、パーツが届いて、受け取る際に交換の手順を簡単に教えてもらい、自分で交換して快調なクルマに戻りました。パーツ代:3,000円。(つづく)
(つづき)以上が体験談ですが、その後はクルマのことなら大概のことをやってしまう友人がお店を開いたのでそこにお任せしてます。
友人だからと云うのも勿論ありますが、長年一緒にレースをやっていた中で、彼は専門知識が豊富で作業はとても丁寧で、確実であることやとても正直な人間であることを知っているから特に細かいことを聞かなくても任せっきりにできます。
また、シティの場合は旧車なのでキモの部分以外にも一緒に様々な問題が同時に出てきたりするのですが、その都度「じつはここもこうなってるからやっておいた方がいいけどどうする?」と云う感じで聞いてくれます。
勝手にパーツを取り換えたりはしません。
そして、精算時に必ず作業個所の説明(不具合である場合、不具合の説明)とネジ1本まで正確な明細をくれます。
わたしの経験からですと。
・不具合状況を伝えた時に考えられる原因や問題解決(修理)のアプローチ方法などについて、説明やディスカッションをこちらが納得するまで行い、こちらの同意の上で修理に取り掛かる。
・専門的なことも誰にでも判りやすく説明してくれる(判りやすく説明出来る=知識が確実でなければ難しい)。
・予測される金額についての話を快く相談に乗ってくれる(これは修理する側にとっても予測が非常難しいらしいが、目安を提示してもらい、実際それ以上になる時は注文したり作業をする前にこちらに判断を求めてくれるのが良)。
・短時間の作業であれば、作業を見せてもらえるかを交渉してみる(ここで露骨に嫌がる態度を見せるお店は×)。
安全上の理由でNGな場合はその時の断り方次第。
・長期作業の場合でも途中で見に行ったり問い合わせた時に快く状況を説明してくれるかどうか。
・修理完了後、「原因」、「修理方法」、「修理結果」を、丁寧に説明してくれること(説明やこちらが質問する事を嫌がったり、原因を曖昧にする場合は疑ってみた方がいいカモ)。
・精算時に明細書を提示し、明細についての説明を向こうからしてくれるかどうか(ディーラーは殆どの場合やってくれますが、町工場はココが分かれ目(笑))。
・どうしても原因が確定出来なかった修理の場合は、以後のアフターフォローについてどの位までをサポートしてくれるかを確認しておく。
他の商品ならある意味当たり前のことばかりですが、お医者さんと自動車屋さんはどういうわけかこれが出来ていないところが少なからずあるのではないかと思います。医療の場合ですと「インフォームドコンセント」と云う世界的な取り組みでかなり改善されてきていますが、悪い意味での職人体質が残る世界ではまだまだ「お客様」意識が薄いのかもしれませんです。
と、以上がオレ流の整備屋さん選定方法ですが、ご覧になっている皆様のノウハウも教えていただけたら結構良スレになるかもです:D
また、整備現場側からの意見も頂けると尚良スレになるかもです。
では長々と失礼致しました。
こんばんは、くらげ@肩書きだけ整備士な人です。
若僧で大した経験もしていない人間だけにあれこれ口にするのも少々アレですが、思いつくところで少々。
ちょっと話はそれますが、まずは車検の話から。
本来、車はオーナーの自己責任によって管理しなければならないものなのですが、名ばかりの「車検」というシステムで安全が保証されたものと思いこんでいる方も世の中には多いようで…。
車検なんて実のところ「車検場を通った時は検査の基準を満たしていた」というだけのものですから、「整備工場に任せて車検が取れたから、次の車検までこの車は大丈夫」なんてことはありません。
逆に言えば、車検のハードルはごく低いものだから何も整備しなくても通ってしまいます。
車検さえ通せばいいと思っている、ルーチンワーク化された名ばかりの「整備工場」は、それ以上の技術を持っていません。
さて、そんな工場に「修理」を依頼した場合。
実際には応用力がないので自分の所では対応できず、車をもう少し技術のある工場へ渡して直してもらっているケースも多々あります。
結果として車が直って帰ってきたとしても、単にそれで納得していいものでしょうか…。
最初から後者の工場に任せていたことを考えれば、当然タイムロスが大きいわけです。
むしろそのタイムロスをいかに正当化するかに熱心なフロントマンも居るわけですが。
専門用語なりカタカナ言葉を並べ立てるようなフロントマンは問い詰めてみよう(笑
当然信用できるわけもありませんね。
まぁ、そもそもそういった整備工場は工場全体の志気が低いです(いかにも「お前ら車が好きじゃないだろ」、という空気がたっぷり)。
(文字数超過につき↓へつづく)
求めるべきは「整備屋」より、むしろ「修理屋」なのでしょう。
この2つには大きな違いがあるのですが、そのうちの1つが、どれだけの工具やテスターが揃っているか、いかに金を掛けているかということです。
テスターが飾り物ではなく適度に使い込まれている工場は、それ相応に修理の経験があると言えるでしょう。
パッと見がきれいな工場は一般受けしますが、実は肝心なところでケチっている場合もあります。
修理をしなければテスターを使う機会はありませんし、そもそも持たなくてもいいことになります。
あとは特殊工具が揃っている所でしょうか、用途が限定される工具は意外と工場と工場の間で貸し借りしてまかなっていたりします。
(このあたりのやりとりで修理完了までのタイムロスを生むことも…)
まぁ、あれこれ書いてはみましたが、結局一番大きいのは担当者が「いかに車が好きか」ということに尽きると思います。
それこそ商売にならない(=会社的においしくない)仕事であっても最後まで付き合ってくれる、本当の意味で「客の顔を見て商売をしてくれる」人。
好きな人ほど自分で車に乗ってますし、公私ともに経験が豊富で応用力もあります。
…あぁ、何のことはないですね、でいとなていさんの結論と同じだ(笑
他にも「整備士も結局は肩書きで質はピンキリ」という話もありまsうわなにをすrやめ(ry
くらげ@JW1の人さん、整備界インサイダーからのご意見、大変勉強になります。
そう云えば、昔、某ディーラー整備士の人がわたしたちのレースを見に来てて、「ちょっと手伝って!」って云ったら「すいません、僕ら「部品交換屋」だからレース車両のことは判らないんです」って云われたのを強烈に覚えてます(笑)。「整備屋」、「修理屋」の他に「部品交換屋」なるものが居たんですね。。。ようするに普段アッセンブリ交換しかしてないからキャブレター(普通のシングル)の調整とかがわからないって意味だったんです。
逆に、もの凄くクルマが好きなディーラー整備士の友人が居るのですが、レース車両の整備手順も点検、確認もしっかりしてて、持ってる自前の工具も「プロが選んだ」って感じの選りすぐり品を持ってらっしゃいました。こういう人をディーラーで見つけたら御指名で任せたいものです:)。
くらげさんの仰る通り、最近はレーザーアライメントテスターなんて高価な物も結構普通の店にもあったりしますけど、あれも店長をやってる友人曰く、車種毎、足回りの構造毎の規定値や、ノウハウ(例えば車体製造時誤差などの知識)が必要だったり、テスターそのものの調整状態でも随分変わると云うことでした。
> 部品交換屋
交換すれば直る、というのも一面の真理ではあるのですけどねぇ…重要なのは交換作業に至るまでのプロセスだと私は思います。
トラブルの原因を追求した結果の交換なのか、はっきりしないうちに「何となくそれっぽい」といういいかげんな交換なのか。
一概には言えませんが、追求すれば部品の単位が小さくなる→部品代が安くなるはずが、Assy交換→部品代が高くなる、という結果につながることもあります。
まぁ、時間なり一人あたりの生産性優先の場合であれば会社的には前者のパターンが嬉しくなかったりもするわけですが…。
程度にもよるとは思いますが、お客さんに対して良いサービスと言えるのかどうか?
極論で言えば「エンジン調子悪い→エンジンAssy交換」「よく分からないけど調子悪い→新車いかがですか」という世界ですね、ダメだこりゃ。
事前であれ事後であれ探求の機会は必要です、そのメカニックの成長の機会を奪うことにもなりかねないわけですから。
某板金屋さんから「全ての凹みとは一期一会」という言葉を聞いたことがあります。
過去の経験が今後の仕事に生きてくることは言うまでもありませんが、エンジンその他のメカ系であれば別の車で同じトラブルに出会う機会もあるでしょう。
結局それも経験の蓄積で対応能力の差が出てくるわけですね。
ただ漠然と交換作業をしているか、それとも頭を使っているか。
任せるならば「調整」なり「修理」のできる人にしたいものですね。
(続きます)
> アライメントテスター
これもメーカー設定値ピッタリに合わせるのが仕事だと思っている人と、自分なりの考えを持っている人とで結果が違ってきます。
そういう機械が普通のカーショップに置いてあるのも正直不思議なのですが、同じ値段を払ったとしても、オペレーターの能力次第で得られる結果は変わってきます。
規定値に合わせればメーカー設計通りの結果になるわけですが、こだわる人に任せたの場合、そもそもテスターで計測できるのは静止状態だから実際の走行状態を頭に思い描いて…、とか何とか、自分なりの味付けを加えてくれます。
その味付けもその人の経験に基づくものですから…結局は職人の世界ですね。
見た目がいいからネガキャンにしたい、というのと、コーナリング性能を向上させたいからキャンバーをネガに振るのとでは大違いです(笑
出会いの運もあるでしょうが、前者を快く受け入れるような業者にはお近づきになりたくありません…個人的には。
その点、メーカー規定値に合わせるだけなら難しくはないから新人のバイト君でもやろうと思えば何とかなるわけです。
お客さんにしても、結果は二の次で「そこのカーショップでアライメント調整したぜー」というだけで満足して、責任をその店に転嫁して終わり、というのは本質ではないと思います。
まぁそれも商売だから仕方ないのかな…。
…何か色々なところを敵に回してしまった気がしなくもないですが気にしないことにします。
何たって私は無敵のニート君(ぉぃ